アイシングの時間はどれくらいやればいい?効果は?かんたんに説明!

      2018/10/06

stretching-498256_640

怪我をした時の対処法のひとつに患部を冷やすことがあります。

 

今回は、このアイシングについてどれくらいの時間やるべきか、効果などをかんたんに解説していきます。

 

ぜひ参考にしてみてください。

アイシングとは

各種の冷媒を用いて、患部を冷やす方法のことをいいます。

 

氷嚢、またはビニール袋に氷と少量の水を入れておこないます。

アイシングの時間は?

15分ほど冷やし、1〜2時間の間隔をあけてから再度15分ほど冷やすように繰り返します。

 

近年では、10分程度にするのがもっとも効果的とされています。

 

受傷後48〜72時間以内は冷やしましょう。

 

48〜72時間以内は患部を冷やすことで、損傷組織の代謝を減少させ、痛みを抑制する効果があります。

アイシングが15分程度にする理由

循環器への影響

冷やすことによって、血管が収縮し、その後拡張します。

 

血管が収縮することで、血流量が減少し、腫れを抑えることができます。

 

その後、血管は拡張します。

 

これは、寒冷刺激によって低温になった結果、患部の循環障害を防ぐための防御反応です。

 

血管が拡張するということは、血流量は増えてしまいます。そうなると、アイシングの本来の意味がなくなってしまいますよね?

 

だから長時間冷やすことはやってはいけないというわけです。

 

このように長時間冷やすと、かえって血流がよくなってしまう状況は、寒いところにいるとほっぺが赤くなる現象と同じ生理的な反応です。

アイシングの適切な温度は?

皮膚温が10〜15度になるくらいがいいとされます。

 

これは、組織の損傷なしに代謝レベルを低下させる温度だからです。ちなみに冷却による鎮痛作用のためには、皮膚温を13.6度以下に下げる必要があるのでそれも関係します。

 

また、これくらいの温度は、先述した血管の拡張現象もおこりにくくなります

アイシングは72時間(3日)以内にする理由

記事のはじめの方で、冷やす期間は48〜72時間以内と書きました。

 

なぜ72時間以降はアイシングを避けるべきか説明します。

 

それは、損傷部の修復を助ける酵素の働きを妨げてしまうからです。

 

怪我をして72時間を経過すると、損傷部の炎症反応よりも修復反応の方が優位になります。

 

修復反応では、酵素が重要な働きをします。

 

72時間を経過してもアイシングを続けると、この酵素の働きを抑制し、組織の修復がうまくいかなくなるというわけです。

アイシングをやってはいけないケース

次のような人にはアイシングをしてはいけません。

・レイノー現象がある人

・寒冷アレルギー

・皮膚の感覚は正常でない人

・末梢循環障害(糖尿病など

まとめ

アイシングは15分冷やし、1〜2時間間隔をあけて再度冷やす間欠的冷却が効果的。冷却時間は近年では10分でもいいと言われている。

長く冷やしても逆効果。

72時間以降はアイシングを避ける。72時間以降もアイシングをすると修復を助ける酵素の働きを妨げるので注意。

皮膚温が10〜15度くらいになるようにすると効果的。

 - ケア, ランニング障害