シンスプリントの原因 ①トレーニングの負荷

ランニング練習方法

シンスプリントは脛骨過労性骨膜炎ともいわれ、脛の内側、下1/3あたりに疼痛を伴います。

シンスプリントの原因は多岐にわたりますが、以下のような要因が主な原因とされています。

シンスプリントの原因とリスク要因①トレーニング負荷

1. 過度の運動負荷: ランニングやジャンプなどの反復的な高強度運動が、下腿の筋肉や骨に過度のストレスを与え、シンスプリントを引き起こします 。

2. 不適切なトレーニングの変更: トレーニング強度や負荷を急激に増やすことは、筋肉や骨に過度の負荷をかけることになり、シンスプリントのリスクを高めます 。

いくつかの研究が、シンスプリントとトレーニング量の関連性について調査しています。

1.Newman et al. (2013):

• 内容:陸上競技選手を対象にした研究で、シンスプリントの発症率とトレーニング量との関係を調査。

• 結果:トレーニング量の急激な増加がシンスプリントの発症率を高めることが確認された。

• 詳細:特に、週あたりの走行距離が20%以上増加した場合、発症率が顕著に上昇することが報告されている。

2.Yagi et al. (2014):

• 内容:長距離ランナーを対象に、シンスプリントとトレーニング習慣の関連性を調査。

• 結果:週に5日以上のトレーニングを行うランナーが、週に3日以下のランナーに比べてシンスプリントのリスクが高いことが示された。

• 詳細:また、トレーニング強度が高いランナーほど、リスクが増加する傾向が見られた。

3.Cuff et al. (2018):

• 内容:様々なレベルのランナーを対象に、トレーニング量とシンスプリントの関連性を調査。

• 結果:年間を通じてトレーニング量を管理し、急激な増加を避けることでシンスプリントの発症率が低減することが確認された。

• 詳細:特に、新しいトレーニングプランを開始する際の徐々に増加するアプローチが推奨されている。

まとめ

これらの研究は、過度なトレーニングがシンスプリントのリスクを増加させることを示しています。

特にトレーニング量や強度の急激な変化がリスクファクターであることを強調しています。

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