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甲状腺機能低下症とクレチン症の症状をかんたんに説明 | ランニング雑学

甲状腺機能低下症とクレチン症の症状をかんたんに説明

健康

甲状腺機能低下症とその先天性の疾患であるクレチン症について書いていきます。

原因や症状などをかんたんに説明します。

参考にしてみてください。

甲状腺機能低下症とは

甲状腺の機能が低下し、甲状腺ホルモンの分泌低下します。

これにより、全身の代謝低下状態をきたします。

ほとんどは慢性甲状腺炎(橋本病)によっておこります。

症状

甲状腺腫がみられます。触ると硬いことが多いです。

代謝が低下した状態になるため次のような症状がみられます。

寒がります。

汗をかきにくくなります。

皮膚が乾燥します。

粘液水腫様顔貌といって顔がむくみます。

便秘になります。

脱毛も目立ちます。

嗄声といって声がかすれます。

精神活動の低下、無気力、集中力低下、記憶力低下がみられます。

眠気も出てきます。(傾眠傾向

検査

T3、T4などの甲状腺ホルモンの低下がみられます。

甲状腺ホルモンが低下しているため、甲状腺ホルモンの分泌を刺激するためのホルモン(甲状腺刺激ホルモン)は上昇します。

血清コレステロール、中性脂肪、AST、LDH、CKは上昇します。

心電図では徐脈、底電位がみられます。

胸部X線写真では心陰影拡大がみられます。

治療

甲状腺ホルモンの補充をおこないます。

クレチン症とは

クレチン症は先天性の甲状腺形成障害です。

日本では約8000人に1人の割合といわれています。

知能低下、成長障害

クレチン症が放置されると、知能低下や成長障害をきたします。

新生児マススクリーニングがおこなわれ、早期に発見され甲状腺ホルモン補充療法をおこなうことで予防できます。

まとめ

甲状腺機能低下症は甲状腺ホルモンの分泌低下をきたし、代謝が低下する。

甲状腺ホルモン補充療法で対応できる。

クレチン症は先天性の甲状腺形成障害。マススクリーニング検査で予防可能になっている。

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