ランニングタイツを履くことで速く走れるという話を聞いたことはありませんか?
今回はランニングタイツの効果について書いていきます。
参考にしてみてください。
目次
ランニング用タイツで速くなる?
ランニングタイツを履くことで速くなるという説は、皮膚の締め付けによるものと考えられることが多いです。
この場合、速くなるかどうかは、短距離種目は該当することが考えられます。
長距離・マラソンにはあまり効果的ではありません。
オリンピック選手などトップレベルの選手を見ても、誰もタイツを履いてレースに出ていないことを考えてもそういうことなんです。
マラソンにランニングタイツの効果がない理由
皮膚を締め付けることで速くなると考えられている理由は2つあります。
1つ目は皮膚を圧迫し、筋肉に圧力をかけることで体が引き締まり軽く感じること。
2つ目は皮膚を圧迫することで、皮膚よりも筋肉への血流量が増えてパフォーマンスが上がるというものです。
しかし、2つ目の理屈は、長時間筋肉を動かすときには逆効果になります。
そもそも長距離種目では短距離種目ほど筋肉の緊張は必要ではないからです。
むしろ、筋肉がリラックスしていて圧力がない方が血液の循環は有利なのです。
よって長距離種目、つまりマラソンでは、タイツの恩恵はほとんどないと考えられます。
ファッション、または防寒目的ならいいですけどね。
筋肉の緊張がいけない理由
筋肉の圧迫(緊張)のしすぎがよくない理由は、筋肉の血流を悪くするからです。
走っているときはリラックスしましょう。これはよく言われることですが、実際にできている市民ランナーはどれくらいいるでしょうか。結構少ないと思います。
「走る=がんばること」と勘違いしている人が多いので気をつけたいところです。
ランニングタイツを履く代わりに皮膚を叩こう!
よくレースのスタート前に、太ももやふくらはぎを叩いて刺激している光景を見たことはありませんか?
駅伝のテレビ中継で、よく見かける光景です。
この皮膚を叩くという行為の効果を説明します。
これは、大脳の働きを高めることが目的です。
運動は脳からの指令で動くので、脳の働きが高まればパフォーマンスは上がります。
脚を叩かなくてもいい
叩く場所は、脚でなくても構いません。皮膚を叩けばいいわけですから、頬でもいいのです。
皮膚を叩いて大脳を活性化させれば、1段階高い興奮(集中)状態で競技を進められます。
そうすれば、同じ努力でもいつもより少し大きな力を発揮し、疲労感も軽減されることが考えられます。
まとめ
ランニングタイツは長距離種目には逆効果!
タイツを履くくらいなら、皮膚を叩いて脳を活性化しよう!パフォーマンスが上がり、疲労も感じにくくなる!
ファッション、防寒目的でのタイツ着用はOK!