ランニングに限ったことではありませんが、トレーニングは継続することに意味があります。
マラソンにおいて全くの初心者が、たった一度だけ数十分ジョグをしたくらいでサブ3は難しいでしょう。
たった一回のジョグしただけでサブ3できるなんて思ってる人は、たった一回英会話教室にいけば完全に英語が話せるようになるとでも思っているの?って聞きたくなるレベルです。
まあ中には才能がある人もいますけどね。
しかし、そんな才能がある人なんてのはごく一部の話です。
なんだかんだいって結局はトレーニングにかなうものはありません。
今回はトレーニングで獲得できる効果をまとめました。
ランニングだけじゃなくて、健康に興味がある人にも役立つので是非お読みください。
目次
トレーニングで獲得できる効果は2種類に分けられる
まずトレーニングで獲得できる効果は2つに分けられます。
急性効果とトレーニング効果です。
急性効果
急性効果はわかりやすくいえば、トレーニングをしているとき一時的に発生する効果のことです。
例えば全力で走れば、息が上がり呼吸数が増加するし、心拍数も増加するといったものです。
これはパッと見あまりいいものではありませんね。しかしトレーニングをしている時にだけ一時的に生じる現象です。
次に書くトレーニング効果の方がメリットがあるので、それを獲得するためのもの準備段階のようなものです。
トレーニング効果
トレーニング効果はわかりやすくいえば、トレー二ングを継続することで後から獲得できる効果のことです。
例えば、スポーツ心臓による心拍数の減少、最大酸素摂取量の増加などです。
このトレーニング効果を獲得するために日頃からのトレーニングの継続が大切です。
これら2つの効果を、心臓血管系、呼吸器系、内分泌系の3つにおいてどういった変化になるかを書いていきます。
心臓血管系の急性効果とトレーニング効果
急性効果
心拍数増加
一回拍出量増加(心臓が一回に送る血液量の増加)
血圧上昇
トレーニング効果
安静時や運動時の心拍数減少
心筋肥大(スポーツ心臓)
高血圧の改善
心筋における酸素消費量の低下(強度の強い運動に適応できるようになる)
呼吸器系の急性効果とトレーニング効果
急性効果
一回換気量増加
酸素摂取量増加
トレーニング効果
最大酸素摂取量の増加
乳酸性閾値または無酸素性閾値の増加(この閾値が高いと速いペースで押していくことができます。)
内分泌系の急性効果とトレーニング効果
急性効果
運動筋でのエネルギー(糖、脂質)消費増大
インスリン(血糖値を下げるホルモン)分泌低下、グルカゴン(血糖値を上げるホルモン)などの分泌増加(血液中にエネルギー源が必要なため)
トレーニング効果
インスリン感受性改善(2型糖尿病の改善)
血清中性脂肪低下、HDL(善玉)コレステロール上昇
肥満の人では体脂肪減少
筋骨格、その他の効果、デメリット
おまけにもう少し書いておきます。
筋骨格系
筋肥大
筋力増加
筋毛細血管増加
筋グリコーゲン量増加
骨粗鬆症の予防
その他またはデメリット
精神的ストレス解消
ボケ防止
・デメリット
消化管への血流量低下(運動中は筋肉へ血液供給が優先されるので、食事直後の運動に注意しましょう)
スポーツ貧血
まとめ
トレーニングは継続することが大事!
継続することで多くのメリットがある!
生活習慣病の予防にもいい!