走るときのウォーミングアップとしてストレッチをするランナーは多いと思います。
このときに気をつけたいのが動きをともなわない静的ストレッチでのウォーミングアップです。
今回は、著書「科学的に正しい筋トレ・最強の教科書」から運動前の静的ストレッチはパフォーマンスを下げるかもという話をしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持つランニングインストラクターの2人で作成しています。
競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など
静的ストレッチとは
まず静的ストレッチとは、動き(関節運動)をともなわないで筋肉を伸ばすようなストレッチです。スタティックストレッチともいいます。
具体的には体育の授業でやっていたアキレス腱伸ばしのようなものです。ほとんど体勢を変えずに持続的に筋肉を伸ばしますよね。
そのようなストレッチはパフォーマンスを下げるという研究は多いのです。
静的ストレッチがパフォーマンスを下げる理由
運動前の静的ストレッチは筋トレのパフォーマンスを低下させるというエビデンスがあります。
どういうメカニズムかというと、
静的ストレッチによって、
神経活動が減少し、筋肉を動かす運動単位が一部しか働かなくなります。
また、筋肉の弾性と粘弾性を低下させ、筋力を低下させます。
さらに、筋肉を伸ばすと筋肉内の血流量が減ることで疲れやすくなり、運動回数も増やせなくなってしまいます。
以上が静的ストレッチでパフォーマンスが下がる理由です。
マラソン大会前のウォーミングアップでのストレッチは気をつけてみましょう。
まとめ
今回のお話しをかんたんにまとめていきます。
静的ストレッチはパフォーマンスを低下させます。
なぜかというと、
神経活動の低下、筋肉の弾性・粘弾性の低下、血流量の減少などが原因なのです。
今回の参考文献は、著書「科学的に正しい筋トレ・最強の教科書」でした。
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