痛み止めは飲むタイプのものよりも、塗るタイプのほうが痛みに効くことが示唆されています。
ランナーでも痛み止めを使う人もいることでしょう。
今回は、著書「足部・足関節理学療法マネジメント」から、痛み止めのタイプと効果についてお話ししていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持ち、300件以上の指導実績があるランニングインストラクターの2人で作成しています。
競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など
痛み止めとは
今回のお話で出てくる痛み止めとは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のことをいいます。
非ステロイド性抗炎症薬といってもピンときませんが、ボルタレンやロキソニンなどが該当します。
非ステロイド性抗炎症薬は、痛みや発熱のもととなるプロスタグランジンという炎症物質を作らないようにします。
ちなみに、プロスタグランジンが作られないことによるデメリットもあり、胃腸障害や腎障害のリスクもあるので注意しましょう。
痛み止めは飲み薬か塗り薬どちらがいい?
さて本題です。
ある調査によれば、非ステロイド性抗炎症薬の摂取方法に関しては、
経口摂取よりジェルなどで受傷部に直接塗布する方法で疼痛軽減効果が高いとの報告があります。
つまり、飲むタイプより塗るタイプのほうが痛みを軽減しやすいということです。
ぜひ試してみてください。
ただし、気をつけたいのが痛み止めはあくまで痛み止めであり、患部の怪我が治るわけではありません。
痛みがないからといって、すぐにランニングを再開しないようにしましょう。患部の損傷自体は治っていません。
ちなみに、捻挫や肉離れなどには非ステロイド性抗炎症薬は効果を発揮しますが、慢性的な腰痛や肩こりに対しては効果はありません。
なぜなら、慢性痛は炎症をおこしていないからです。
もし慢性痛に対して非ステロイド性抗炎症薬が効いているのならそれはプラセボ(偽薬)効果です。
慢性痛は患部の影響よりも脳の影響の方が大きいので思い込みで効いた気がしているだけです。
まとめ
今回のお話しをかんたんにまとめていきます。
痛み止めは飲むタイプより塗るタイプほうが効果があるという報告があります。
今回の参考文献は、著書「足部・足関節理学療法マネジメント」でした。
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