感染ってどういうこと?感染症との違いは?
感染経路にはどういう種類があるの?
今回はこんな疑問にかんたんにお答えしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
感染とは
感染とは、病原微生物(病原体)が生体に侵入し、生体内で定着・増殖することをいいます。
感染成立の条件
感染が成立するためには、病原体の侵入、感染宿主での定着、毒性の発揮の3つがあります。
不顕性感染とは
感染と発病は必ずしも一致しません。
つまり感染はしていても発病しないこともあるのです。
この状態を不顕性感染といいます。
混合感染とは
2種類以上の病原体が同時に感染することです。
二次感染とは
感染症の状態に、新たに別の病原体の感染が加わることです。
再感染とは
1つの感染症が治癒したのち、新たに同じ感染が起こることです。
感染症とは
感染により病変が形成されたり、症状が発現(いわゆる発病)した場合のことをいいます。
感染症は病原体の増殖と毒素・代謝産物によって起こります。
これによって組織は障害されて、炎症反応を示します。
感染症の特徴
病原体が人体内に侵入してから増殖していきます。
このため病変は拡大し、進展していきます。
潜伏期とは
病原体が侵入してから発症までの時間を潜伏期といいます。
感染経路の種類
病原体の侵入してくる経路を感染経路といいます。
飛沫核感染(空気感染)
咳やくしゃみなどで飛沫として空気中に飛散した病原体が、空気中で水分が蒸発して軽い微粒子(飛沫核)となって呼吸により粒子を吸い込むことにより感染するものです。
水分が蒸発した分、軽くなり、遠くまで飛んでいきます。
麻疹、水痘、結核など
飛沫感染
咳やくしゃみ、あるいは気道の吸引などによって飛散する体液の粒子(飛沫)が他人の粘膜に付着することで感染します。
インフルエンザ、風疹、肺炎など