「明日はマラソン大会!レースに勝つためにトンカツ食べてゲン担ぎしよう!」
まさかとは思いますが、こんなことしてないですよね?マラソン大会の前日にカツを食べるなんて、それはもう自分から負けにいってるようなものだから今度から気をつけてくださいね。
目次
マラソン前日にカツなんか食べたら負ける
マラソン大会の前日の晩ごはんなんかにカツを食べると、負ける可能性の方が高くなります。
本当に勝ちたいなら、そんな語呂合わせに頼った浅はかなゲン担ぎはやめましょう。
カツは消化が悪いから負担がかかる
カツを食べても勝てない理由。単刀直入にいうと、消化に時間がかかって身体に負担がかかるからです。
食べ物は口に入れたら終わりというわけではありません。そこから消化、吸収されて初めて栄養となります。
この消化・吸収にも運動するのと同じようにエネルギーが必要ですから、長いこと消化、吸収されないということはそれだけ負担がかかるというわけです。
エネルギー源としても非常に効率が悪い
エネルギー源として優れているのは糖質です。
脂質もエネルギー源として有名ですが、糖質より効率が悪いためあまり好ましくありません。タンパク質に関しては、糖質も脂質も枯渇した状態でなければエネルギー源にはなりません。
レースの2日前くらいからグリコーゲンローディングするのはよく聞きますね。これも糖質がエネルギー源として最も優秀だという証拠といえますね。
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消化されやすいもの、消化されにくいもの
口から取り入れた食べ物は食道から胃へいきます。胃のなかでの滞在時間は食べたものによって変わります。
先ほどもいったように、滞在時間が長ければそれだけ負担がかかります。
胃のなかの滞在時間は炭水化物が最も短い
胃のなかの滞在時間は炭水化物が最も短いです。それに次いで、タンパク質、脂質の順番で胃のなかの滞在時間は長くなります。
だいたいの目安としては以下のようにいわれています。
・ごはん、パン、麺類は2〜3時間
・野菜は2〜3時間
・天ぷらは4時間程度
・ステーキは4時間以上
油を多く使う天ぷらは胃のなかでの滞在時間が長いですね。さらにステーキはその上を行きます。肉のかたまりでなおかつ肉汁溢れるステーキですから消化が悪そうなのも簡単に想像できますね。
トンカツやステーキが必ずしも悪ではない
ここまで書いてきたのを見ると、トンカツやステーキなどが完全な悪者みたいですがそういうわけではありません。お肉はタンパク質ですから、筋肉や血液などを作る大切な栄養です。
日頃のトレーニングでは、筋肉はダメージを受けるのでタンパク質の補給は欠かすことはできません。ただ、試合前日に食べると、身体に負担だから気をつけましょうということです。
大事なのは食べるタイミングです。
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まとめ
マラソン大会の前日にトンカツ食べたらむしろ負ける!
消化が悪くて身体に負担がかかる!
日頃のトレーニングでは、大事な栄養!食べるタイミングを気をつければいい!