ものもらいの原因って?
涙はどこで作られるの?
泣いてるときの鼻水は涙と同じ?
今回は目の付属器や目を動かす筋肉について簡単に説明します。
参考にしてみてください。
まぶた(眼瞼)
眼球の前面を覆う皮膚のひだです。
まぶたの裏の赤い部分は解剖学的には、眼瞼結膜(がんけんけつまく)といいます。
ものもらいの原因
眼瞼の内部は瞼板という結合組織で、脂腺(瞼板腺)を含んでいます。
まつ毛よりも眼球寄りの内側に脂腺は開口しています。
ここに炎症が起こるとものもらい(麦粒腫)になります。
結膜はつながっている
まぶたの裏を眼瞼結膜(がんけんけつまく)、眼球の前部を覆う結膜を眼球結膜(がんきゅうけつまく)といいます。
実は、これら両結膜はまぶたの奥で反転してつながっています。
この部分を結膜円蓋といいます。
涙器
涙を作る涙腺は眼球の上外側で、眼窩の天井面との間に存在します。
涙腺の開口部は上結膜円蓋の耳寄りのところに開きます。
涙は眼球前面をうるおし、まばたきによって鼻側寄りに流れていくのです。
泣くと出てくる鼻水は涙
上下のまぶたの鼻側縁には涙点という小孔があります。
ここから涙は、涙小管、涙囊、鼻涙管を経て、鼻腔の下鼻道に達します。
つまり、涙は鼻へ流れるのです。
目の筋肉
眼球を動かす筋肉は、上直筋、下直筋、内側直筋、外側直筋、上斜筋、下斜筋があります。
上まぶたにつく上眼瞼挙筋を含めて外眼筋とも呼ばれます。
上・下・内側・外側の4直近は、眼窩の後方で視神経を取り巻く輪状の腱(総腱輪)からおこります。
眼球の筋肉の神経支配
上・下・内側直筋、下斜筋、上眼瞼挙筋は動眼神経支配。
上斜筋は滑車神経支配。
外側直筋は外転神経支配です。
まとめ
ものもらいは眼瞼腺の炎症。
泣くときに出る鼻水は涙。
上・下・内側直筋、下斜筋、上眼瞼挙筋は動眼神経支配。
上斜筋は滑車神経支配。
外側直筋は外転神経支配。