ランニングをするときは、なるべく土のグラウンドや芝生など足場が柔らかいところが良いという話を聞いたことはないでしょうか。
たしかに、固い地面を走るより土や芝生などやわらかいところを走るほうが足を痛めにくいイメージがありそうです。
しかし、ある研究ではこのことを否定しているのです。
今回は、著書「良いトレーニング、無駄なトレーニング」からランニング場所と足にかかる衝撃の関係についてお話ししていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
本を読む時間がないなら耳から聞く!Amazonオーディブルを30日間無料でお試し!
このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持ち、300件以上の指導実績があるランニングインストラクターの2人で作成しています。
競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など
固い地面で走っても足にかかる衝撃は変わらない
ランニング場所と着地衝撃の関係を調べた実験があります。
フロリダ大学の研究です。
この研究では、衝撃を感知する靴の中敷を使って実験しました。
アスファルト
コンクリート
芝生
トラック
それぞれランナーの足にかかる力を計測したところ、違いがなかったのです。
不整地を走ることは足によくないのか?
たまに、クロスカントリーコースやトレイルランニングのような不整地を走ることはよくない論者をみかけます。
たしかに、捻挫のリスクはあるのも一理あります。
しかし、研究によれば未舗装の表面を走ることは、毎回の着地面が微妙に異なるので、体への衝撃もわずかに変化し、ケガの発生率を低下させることがわかっています。
問題なのは、いつも同じ路面ばかりで走ることです。
1種類の表面のみでトレーニングしていると、体はほかの表面で走るための適切な準備をできません。
日頃から走る場所を微妙に変化させてみましょう。
まとめ
今回のお話しをかんたんにまとめていきます。
フロリダ大学の研究では、衝撃を感知する靴の中敷を使って実験したところアスファルト、コンクリート、芝生、トラックでそれぞれランナーの足にかかる力を計測したところ、違いはありませんでした。
1種類の表面のみでトレーニングしていると、体はほかの表面で走るための準備ができていないので、たまにクロカンやロードなど別の路面で走ったときのケガのリスクを高める可能性があります。
研究によれば未舗装の表面を走ることは、体への衝撃もわずかに変化し、ケガの発生率を低下させます。
今回の参考文献は、著書「良いトレーニング、無駄なトレーニング」でした。
最初の1冊は無料!本を読むなら両手や目がふさがっていても読めるアマゾンオーディブルがおススメです。
Kindle Unlimitedは月額980円で本読み放題!30日間無料体験!