今回は脂溶性ビタミンについて簡単に書いていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
ビタミンとは
ビタミンは体の機能を正常に維持するために必要な栄養素です。
体の中で作ることができないもの、作ることができたとしても必要な量まで届かないので食べ物から摂取する必要があります。
脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンがある
ビタミンには脂溶性と水溶性があります。
脂溶性ビタミンはA,D,E,Kです。脂質に溶けやすく水に溶けにくい性質があります。
水溶性ビタミンはB群,Cです。水に溶けやすく脂質に溶けにくい性質があります。
欠乏症と過剰症がある
ビタミンの摂取量が少ないと欠乏症、多いと過剰症としていろんな症状が出てきます。
過剰症は脂溶性ビタミンでなりやすいです。
水溶性ビタミンは尿として排出されるので過剰症が問題になることはありません。逆に欠乏症になりやすいので意識して摂取しましょう。
ビタミンA,D,E,Kについて
まずは脂溶性ビタミンについて簡単に書いていきます。
ビタミンA
主に上皮組織の維持や目の機能に関して作用します。
欠乏症になると夜盲症といって暗いところでものが見えにくくなります。
過剰症では頭痛、吐き気を感じるようになります。
ビタミンD
主にカルシウムとリンの小腸からの吸収促進に作用します。作用するには活性型になる必要があり紫外線が必要です。
太陽にあたるといいというのはこういうことが関係しています。
欠乏症は骨軟化症(子供の場合くる病)、骨粗鬆症です。紫外線を気にして子供を外で遊ばせないようにしていると、骨が弱くなり骨の成長障害になりやすいです。
ランニングに多い怪我に疲労骨折があります。
一度の外力でボキッと折れるような骨折とは違い、繰り返しの外力によって骨が損傷される骨折です。
ランニングによる繰り返しの外力はもちろん、汗からもカルシウムが失われていくことで骨に負担がかかりやすくなります。骨の修復にはカルシウムが必要なので意識して摂取していきましょう。
もちろんカルシウムだけではダメですけどね。骨の材料のコラーゲンのもとになるタンパク質、コラーゲン合成を促進するビタミンC、骨吸収と形成に関係するビタミンK、マグネシウムも忘れずに摂取しましょう。
ちなみに過剰症は高カルシウム血症、腎障害などがあります。
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ビタミンE
抗酸化作用がありますが、ビタミンCと一緒に摂取するようにしましょう。
欠乏症は未熟児の貧血
過剰症は血液凝固障害になり出血しやすくなります。
ビタミンK
主に血液凝固と骨形成の促進に作用します。
腸内細菌によって合成されるため、一般的に欠乏症や過剰症にはならないといわれています。
今回は以上です。水溶性ビタミンはまた次回書きます。
まとめ
ビタミンは脂溶性、水溶性がある
ともに過剰症や欠乏症に気をつけよう!
ビタミンDはカルシウムの吸収促進に役立つ!