練習してもマラソン、長距離走が速くならない?ちゃんとタンパク質摂ってる?

ランニング障害

ランニングと栄養のお話の第3弾です。

糖質の話脂質の話に続いてタンパク質のお話です。

タンパク質は筋肉や骨、血液、内臓、皮膚、髪の毛、ホルモンなどの材料になるものです。

筋肉はよく聞くかもしれませんが、それ以外にもいろんなものを作っている大切な栄養素なんです。

タンパク質とは

タンパク質の最小単位はアミノ酸というものです。

アミノ酸は20種類に限られていますが、その組み合わせによっていろんな種類のタンパク質が作られています。

ちなみに20種類のうち8種類は必須アミノ酸といわれ、体の中で作り出すことができません。

なので食べ物から補給しないといけません。

タンパク質の機能

タンパク質はアミノ酸の組み合わせによっていろんな種類があるので、それに伴っていろんなはたらきをします。

先に書いた筋肉や皮膚はもちろんですがほかにも、酵素、免疫抗体、ホルモンなど伝達物質に対する受容体などのはたらきもあります。

緊急時のエネルギー源にもなる

糖質や脂質がエネルギー源になることはよく知られていますが、タンパク質もエネルギー源になります。

タンパク質を分解してできるアミノ酸が肝臓でグルコースを作り出す材料になります。

基本的にはエネルギーを作り出すためにまず脂肪が使われるので、この段階まで来るのはそうありません。まあフルマラソンを走るとこの段階になりますね。

他には極端に体脂肪が少ない状態だと、筋肉からエネルギーを作り出そうとしてしまい筋肉の量が減ってしまうので気をつけましょう。

タンパク質の代謝

タンパク質はアミノ酸に消化、分解されたあと肝臓にいきます。

肝臓内で再び特有のタンパク質になったり、肝臓を通過してそれぞれの組織に必要なタンパク質になります。

タンパク質を作るのに利用されなかった余分なアミノ酸は、糖や脂質の代謝経路に入りこれらの栄養素に変換されてしまいます。

極端な話、タンパク質の過剰摂取も脂質に変換されて、肥満につながるので気をつける必要があります。

タンパク質が不足するとパフォーマンスが低下する

タンパク質不足は筋力低下につながります。

筋肉の組織は、トレーニングをすることで負荷を受けます。負荷を受けた筋肉は修復されていきますが、このときに筋肉の材料となるタンパク質がなければなりません。

材料のタンパク質がないので、筋肉が強くならない。これではいくら練習しても効率が悪いですよね。

マラソンの大敵、貧血にも関係する

タンパク質は血液の材料にもなると書きました。

血液の赤血球にはヘモグロビンというものがあります。酸素はこのヘモグロビンと結合して全身の組織に運ばれます。

ヘモグロビンは何からできているかというと、ヘム鉄とグロビンというタンパク質からできています。

だから鉄分だけ気をつけるんじゃなくて、タンパク質も忘れないようにしましょう。

何事もバランスが大事です。

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まとめ

タンパク質はいろんなものになって、いろんな働きをするよ!

トレーニング効率を上げるために必要!

貧血対策にも必要!

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