東京マラソンが開催されてからのマラソンブームはすごいもので、今では毎週のようにどこかしらでレースが開催されています。
もう走ることが大好きで、ほとんど毎週のようにマラソン大会にエントリーしているランナーもいるかと思います。
エントリーすること自体は別にいいんです。今回書きたいことは、マラソン大会にどういう気持ちで臨んでいるかということです。
もし毎週のようにエントリーしているすべてのレースで自己ベストを狙っているのだとしたら、その考え方は変えたほうがいいです。その方がいい記録を狙えます。
目次
すべてのレースで自己ベストを狙わない
はっきり言ってすべてのレースで自己ベストを狙ってもいいことはありません。
毎回のレースでそんなことしていたら、それは自分自身にムダにプレッシャーやストレスを与えるだけです。
初心者のうちは嫌でも記録がよくなるもの
走り始めたばかりのうちは、記録がどんどん良くなっていきます。
それは、今まで何もしてこなかったのでもとがゼロだからです。伸び代がたくさんある状態だったから、記録が良くなって当たり前というようなものです。
最初の頃は走るたびに自己ベストが出るもんだから、それが当たり前だと思ってしまいがちです。
でも本当は違うんですよね。ある程度経験していくと自己ベストを出すことの難しさに気づくときがきます。
気象条件の影響
記録が出るためにはコンディションが整っていることが必要です。
気温が高いときよりも低いときのほうが走りやすい。風が強いときよりも弱いときのほうが走りやすいというように、その日の気象条件にも大きく影響を受けます。
コースの高低差
ロードレースではコースの高低差も影響します。アップダウンが多いコースよりも平坦なコースのほうが記録が出やすいのは簡単に想像できますよね。
このようにマラソンではさまざまな要素が影響してきます。条件がそれぞれ違うのにそれらすべてで自己ベストを出そうというのは、そもそもかなり難しいことなのです。
ピークを合わせることが大事
すべてのレースで自己ベストを狙うことの難しさはわかったと思います。
ではどうすることがいいのかということを書いていきます。
ピークを合わせるレースをひとつ決める!
まずは、目標のレースを絞ってそれにピークを合わせるようにするようにしましょう。冬に開催されて、アップダウンの少ないコースを狙うといいですね。
それに加えて移動の疲れなども考慮して、住んでいるところの近くのマラソン大会だといいですね。
それ以外のレースは練習の一環のつもりで
目標のレースをひとつ決めたら、そこにピークが来るように調整していきます。
それ以外のマラソン大会はすべてトレーニングのひとつだという気持ちでいいくらいです。ビルドアップ走や変化走として走ってみるのもありですね。
こうしたほうが目標のレースに向けて体調も合わせやすいです。
毎回のレースで全力になってしまうと、追い込んだトレーニングもできないし、結局疲れが抜けきらないままレースを迎えることになります。こうなると非常に効率が悪いですよね。
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まとめ
すべてのレースで自己ベストを狙わなくてもOK!
気象条件とかコースの事情もある!マラソンの記録はそれらに影響される!
ピークを合わせることが大事!闇雲に走ってても記録は狙えない!