最近はテレビで見る速いマラソン選手たちがハーフタイツで走っている姿をよく目にします。
今回は、著書ENDURE限界は何が決めるのか? 持久系アスリートのための耐久力(エンデュアランス)の科学から、マラソンをハーフタイツで走らないとマラソンのタイムが落ちるかもしれないという話をしていきます。
タイムを縮めたいというランナーはもちろん、走るときの服装に迷っているというランナーも参考にしてみてください。
このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持つランニングインストラクターの2人で作成しています。
競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など
走るときの空気抵抗
ある分析によれば、フルマラソンを2時間走るときには、全く風がない日でも空気抵抗のためにかかる時間は1分40秒に達するといわれています。
空気抵抗だけで1分40秒というのはかなり大きいですよね。
逆にいえばこの空気抵抗を減らすことができればタイムの短縮もできるといえます。
空気抵抗を減らすには
被服生理学者のダン・ジュデルソンによれば次のようなことがいわれています。
「ショートパンツをハーフタイツに、
ランニングシャツにディンプル加工し、
空気抵抗を減らすためにテープをふくらはぎに貼るようにしても、
節約できるのは1〜60秒かもしれない」
1〜60秒という時間をどうとらえるかにもよりますが、上記のようなことをすると空気抵抗が減って、タイムの短縮が期待できそうです。
タイムを縮めたいなら空気抵抗を減らそう
今回の話をまとめていくと以下のようになります。
マラソンを走るときは、無風状態で走ったとしても空気抵抗だけでおよそ1分40秒かかる。
空気抵抗を減らすようにすると1〜60秒程度はタイムを短縮できるかもしれない。
空気抵抗を減らすには、ハーフタイツを履いたり、テーピングをしたりする。
ぜひ気をつけてみてください。
今回のお話の参考文献はこちらの本です。
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