ランニングに関する情報をみているとATPという単語が出てくることがあります。
ATPがエネルギーなんだなということはなんとなくわかるかと思います。
今回は、著書「人間はどこまで耐えられるのか」から運動に必要なエネルギーであるATPについてかんたんにお話ししていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持ち、300件以上の指導実績があるランニングインストラクターの2人で作成しています。
競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など
ATPとはエネルギーである
ATPとは、生物の器官を動かす生化学エネルギーといえます。
ATPがあるおかげで私たちの体は活動できます。
ATPはどうやって作られるか
体の活動に必要なATPですがどうやって作られるのかをかんたんにお話しします。
ATPの作り方としては、
クレアチンリン酸系
解糖系
クエン酸回路
の3つです。
クレアチンリン酸系では、全力疾走を6~8秒間続けられるだけのクレアチンリン酸が貯蔵されています。
短距離走やウエイトリフティングなど瞬発力を必要とするときには、クレアチンリン酸系がATPをつくりだします。
クレアチンリン酸がなくなると、糖質か脂肪の代謝によってATPを補っていきます。
解糖系は糖質を使いATPをつくりだします。
解糖系はATPを素早く作り出すことができるので高強度のパワーを発揮できますが、使える糖質には限りがあるので40秒程度までしか持続できません。
逆にクエン酸回路は、ATPを素早くつくりだすことはできないのでパワーは弱いものになりますが、脂質と酸素を使うので長時間にわたってATPを作ることができます。
ここで気をつけていただきたいのが長時間使えるクエン酸回路にも糖質が間接的に関係しているということです。
糖質がなければクエン酸回路からもATPを作り出せないということです。
まとめ
今回のお話しをかんたんにまとめていきます。
ATPとは、生物の器官を動かす生化学エネルギーです。
ATPの作り方は3つ
クレアチンリン酸系
解糖系
クエン酸回路
クレアチンリン酸系はパワーを発揮するが持続時間が短く、
解糖系はクレアチンリン酸よりもパワーは落ちるが持続時間が長く、
クエン酸回路は、解糖系よりもさらにパワーは落ちるがATPを供給する持続時間がさらに長くなります。
今回の参考文献は、著書「人間はどこまで耐えられるか」でした。
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