ランニング初心者によくある間違いをひとつ。
運動中、もしくは運動後の水分補給を水だけで済ますことはやめましょう。
その行為は、水分補給どころかかえって脱水を起こしてしまいます。
今回は、著書「ENDURE限界は何が決めるのか」から運動中の水分補給の注意点についてお話ししていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持ち、300件以上の指導実績があるランニングインストラクターの2人で作成しています。
競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など
水だけで水分補給をすると危ない
ランニングをするに当たり、熱中症対策として水分補給は大事なことです。
しかし、何を飲むかはもっと大事です。
汗をかいた際に水だけを補給すると、摂取した水分によって体液の濃度が薄まります。
それでは、まずいので今度は余分な水分を尿や汗として排出します。
つまり、水分を摂取したつもりが逆に脱水を起こしているのです。
そもそもなぜ水を飲みたくなるのかを説明します。
私たちの体は体液量ではなく、血漿浸透圧により水分を飲みたくなるかが決まります。
その血漿浸透圧は主にナトリウムの濃度によって影響を受けます。
脱水が起こると血液濃度(血漿浸透圧)が高くなります。
すると、腎臓からホルモンを分泌し、喉の渇きを感じ水が飲みたくなるのです。
なので、水だけを飲めば、血液濃度は下がる(体液が薄まる)ので水を飲みたいとは感じないのですが、先に書いたように薄まった分を戻すために尿や汗で水分を出そうとしてしまうわけです。
なので、血液濃度が薄まらないように水分補給は水だけでなくスポーツドリンクでおこなうといいでしょう。
まとめ
今回のお話しをかんたんにまとめていきます。
汗をかいた際に水だけを補給すると、摂取した水分によって体液の濃度が下がります。
体液の濃度は一定範囲を保つ必要があるので、今度は余分な水分を尿や汗として排出します。
水だけを摂ると、水分を摂取したつもりが逆に脱水を起こしかねません。
血液濃度が薄まらないよにスポーツドリンクでの水分補給がおすすめです。
今回の参考文献は、著書「ENDURE限界は何が決めるのか」でした。
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