走っているときに何を考えていますか?
フォームのこと
ペースのこと
それとも他のこと
ランナーあるあるのひとつ、走ってるとき何考えてるの?とよく聞かれる問題があります。
走っている時間が長いのでいろいろ考え事ができると思いますが、速いランナーと遅いランナーでは考えることが違うことが研究でわかっています。
今回は著書「良いトレーニング、無駄なトレーニング」から、ランニング中に考えることについてのお話です。
ぜひ参考にしてみてください。
エリートランナーほどトレーニングに集中する
カナダのトロントにあるヨーク大学の研究者によれば、
速いランナーと遅いランナーでは、走っているときに考えていることが違うことがわかったそうです。
具体的には、
実力のある速いランナーほどレース中に走りについて考えており、
遅いランナーになればなるほど、走りに無関係のことを考えている。
とのことです。
なんでも、競技時間の長い持久力系のアスリートが考えていることには2つあり、
ひとつが連想型。
もうひとつが解離型といいます。
連想型は目の前のこと、つまり、ペースや呼吸などを指します。
解離型は天気や食べ物などのように連想型に当てはまらないそれ以外のことです。
速いランナーほど、連想型であり走りのことに集中しているのです。
エリートランナーほど最大努力と集中力を要するトレーニングが楽しい
速いランナーほど走っているときに、走りのことに集中していることがおわかりいただけたと思います。
では、走ることについてだけを考えるほどの集中力を鍛えるにはどうすればいいのでしょうか。
答えはトレーニングです。トレーニングといってもいろいろあるわけですが、具体的には負荷の高い最大努力を必要とするトレーニングがいいでしょう。
運動強度が高いトレーニングは、集中力を鍛える効果があります。
また、興味深い研究もあるのでご紹介しておきましょう。
オタワ大学のヤングとサルメラらによれば、
エリートランナーほど、最大の努力と集中力を必要とする計画的なトレーニングがもっとも楽しいトレーニングだと答えたというのです。
ゆっくり走るジョグも気持ちいいものですが、エリートランナーになればなるほど強度が高く、最大努力が必要で、集中力を必要とするトレーニングが好きなんですね。
こういうトレーニングによって、集中力が鍛えられ、走りに集中できるというわけです。
ぜひみなさんも強度の高い集中力を必要とするトレーニングに取り組んでみてはいかがでしょうか。怪我には気をつけてくださいね。
まとめ
速いランナーと遅いランナーでは、走っているときに考えていることが違う。
速いランナーほどレース中に走りについて考え、遅いランナーになればなるほど、走りに無関係のことを考えている。
エリートランナーほど、最大の努力と集中力を必要とする計画的なトレーニングがもっとも楽しいトレーニングだと考えている
今回は著書、「良いトレーニング、無駄なトレーニング」から、速いランナーほど走っているときは、走りのことを考えている、についてお話しました。
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