シンスプリント対策は後脛骨筋を鍛えよう!足関節、足部の骨の話!

ランニング障害

速く走るためには足関節(距腿関節)の角度変化が少ない方がいいということをご存知ですか?

足関節とはわかりやすくいえば足首のところです。ここの動きがが少ない方がいいということです。

 

ダメな例は、足首を使って地面を蹴って走ろうとすることですね。

足首を使って地面を蹴ろうとすると、その分足関節の角度変化が大きくなりますからね。

足関節に頼るのではなく、太ももで前後にはさみ込むような股関節の動きを意識することが大事ですね。

 

それから足のアライメントシンスプリントにも大きく関わってきます。

今回はこれらに関係する足部の骨の話を書いていきます。

足根骨

まずは足根骨の話からです。

足根骨は足の後ろ半分の7個の骨のことです。

踵骨(しょうこつ)

踵骨はかかとの骨のことです。後方の踵骨隆起にはアキレス腱が付着します。

距骨(きょこつ)

距骨は踵骨の上に関節(距骨下関節)し、さらに距骨の上面では脛骨と腓骨が関節(距腿関節)しています。

舟状骨(しゅうじょうこつ)

距骨の前方に関節(距舟関節)する骨です。

この骨は後脛骨筋が付着し、足の内側縦アーチの頂点に位置する重要な骨です。

立方骨(りっぽうこつ)

踵骨の前外側に関節(踵立方関節)する骨です。舟状骨、外側楔状骨の外側にあり、第4、第5中足骨とも関節します。

内側楔状骨、中間楔状骨、外側楔状骨(けつじょうこつ)

舟状骨の前方に位置する骨です。それぞれ第1、2、3中足骨と関節します。

中足骨、指骨

足の前半分の骨です。

中足骨

足根骨から前は第1〜5中足骨があります。

指骨

中足骨からさらに基節骨、中節骨、末節骨となりますが、母指では中節骨がありません。

足部の運動

距腿関節の運動

距腿関節は脛骨・腓骨距骨の関節ということは書きました。ここの関節の運動は底屈(屈曲)と背屈(伸展)があります。

 

底屈とはつま先が下へいく動きです。背屈は反対につま先が上へいく動きです。底屈時はやや内返し、背屈時はやや外返しの運動も入ります。

これは内くるぶし(内果)と外くるぶし(外果)の高さが微妙に違うためです。

外くるぶしの方が低いところまであるんです。

距骨下関節の運動

距骨下関節は距骨下面踵骨上面の関節です。

 

この関節の運動は内転、外転、内返し(土踏まずの方から足の裏を見ようとする動き)、外返し(小指の方から足の裏を見ようとする動き)が可能です。

ちなみに内返しは底屈、内転、回外の複合運動外返しは背屈、外転、回内の複合運動となります。

シンスプリントになりやすい回内足ってどういうこと?

よく回内足はシンスプリントになりやすいといわれます。回内足とはどういう状態なのでしょうか。

普段から外返し(回内、外転、背屈)の状態が強い足

回内足は要は外返しの傾向が強い足と思ってください。

外返し(小指の方から足の裏を見ようとする動き)には回内の運動も含まれています。

普通に立っていても足部が外返し気味になっている人は気をつけましょう。

具体的にはこんな人

外見的に次のような人は気をつけましょう。

・土踏まずが低い、扁平足気味

・後ろから見たときアキレス腱の軸より踵(かかと)が外に出すぎている

・シューズの踵の内側がよくすり減る

対策は後脛骨筋のトレーニング

対策のひとつとして後脛骨筋のトレーニングをしましょう。

後脛骨筋の作用足部の底屈内返しなのでこの動作でトレーニングすることができます。

先述したように内返しとは回外、内転、底屈の複合運動です。回外を鍛えることで回内しないようにしてくれるというわけです。

後脛骨筋は足の縦アーチの頂点にある舟状骨に付着しています。

トレーニングして後脛骨筋を使えるようになれば、アーチの頂点の骨を引き上げてくれるのでアーチが形成されるようになります。

また、後脛骨筋の拮抗筋である腓骨筋群の緊張をとってあげることも大事ですね。

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まとめ

走るときは足首の動きは最低限に!

シンスプリント対策は足部から!回内足を予防しよう!

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