今回はスポーツ安全協会のデータ(スポーツ等活動中の障害調査18、2004)をもとに、怪我の多いスポーツランキングを書いていきます。
このランキングの下位のスポーツ・部活ほど安全というわけです。
ちなみにスポーツ安全協会は、スポーツ活動を行う人たちのスポーツ傷害等の、団体または個人の保険業務を扱う団体です。
なので、保険請求があったスポーツ≒怪我が多いスポーツということができるでしょう。
子供にはスポーツをしてほしいけど、怪我はしてほしくないとお考えの親御さんも多いと思います。
今回の記事を参考にしてみるといいかもしれませんよ。
目次
- 1 怪我の多いスポーツ・部活ランキング
- 1.1 1位 アメリカンフットボール 7.29%
- 1.2 2位 ラグビー 3.09%
- 1.3 3位 バレーボール 2.44%
- 1.4 4位 体操 2.09%
- 1.5 5位 柔道 1.96%
- 1.6 6位 硬式野球 1.64%
- 1.7 7位 バドミントン 1.49%
- 1.8 8位 バスケットボール 1.34%
- 1.9 9位 サッカー 1.15%
- 1.10 10位 テニス 0.87%
- 1.11 11位 ソフトボール 0.84%
- 1.12 12位 軟式野球 0.74%
- 1.13 13位 スキー 0.63%
- 1.14 14位 卓球 0.40%
- 1.15 15位 剣道 0.38%
- 1.16 16位 陸上競技 0.27%
- 1.17 17位 水泳 0.13%
- 2 番外編
- 3 まとめ
怪我の多いスポーツ・部活ランキング
全99,958件のなかから、怪我の発生が多かったスポーツを1位から書いていきます。
1位 アメリカンフットボール 7.29%
1位はアメリカンフットボールです。ちなみに2位以下をみればわかるのですが、圧倒的に多いのがアメフトです。
防具を身にまとっているのですが、逆にそのせいで全力でタックルするため怪我が多いとの考え方もあります。
タックルを受けるため、膝や足関節など下半身に怪我が多いです。
2位 ラグビー 3.09%
2位はラグビーです。
素人的には、アメフトと似たようなスポーツのように感じますけどラグビーの方が怪我の発生率が低いようです。
ラグビーはボールを持っている人だけタックルされることが許されているので、それも影響していると考えられます。
アメフトはボールを持ってない人もタックルされます。
あと、アメフトでも書いたように防具の関係ですね。ラグビーは防具がないので、アメフトほど全力でタックルすることは、本能が拒否するのでしょうか。
3位 バレーボール 2.44%
3位はバレーボールです。
ジャンプを繰り返すので、ジャンパー膝(膝蓋靭帯炎)や疲労骨折が考えられます。
それから着地で捻挫も多いですよね。
突き指や肩の怪我も多いでしょうね。
4位 体操 2.09%
4位は体操です。
接触があるコンタクトスポーツではないですが、着地の衝撃、体幹の屈曲伸展、高難易度の技など怪我のリスクは多いです。
前十字靭帯損傷、半月板損傷など膝の怪我が多いようです。
上半身では、肩や肘の脱臼があります。
5位 柔道 1.96%
5位は柔道です。
特に投げ方を知らない、受け身を取れないような初心者ほど多く発生します。
受け身が取れず、頭から落ちてしまい、脳出血を起こし命に関わることもあります。
6位 硬式野球 1.64%
6位は硬式野球です。
バットスイングによる腰椎分離症、投手の投げすぎによる肩や肘の怪我(投球障害)が多いです。
突き指やデッドボール、走塁での怪我が多いです。
7位 バドミントン 1.49%
7位はバドミントンです。
速度のある返球に対して、足を動かしで、無理な体勢でシャトルを打ち返したりするので、足関節や膝に多いです。アキレス腱断裂もおこりえます。
また、ラケットを扱うので、腱鞘炎や肘にも痛みがあらわれやすいです。
8位 バスケットボール 1.34%
8位はバスケです。
コンタクトスポーツなので接触によるもの、またフェイントをかけたり切り返し動作での下半身の怪我が多いです。
バレーほど速度は出ませんが、大きいボールを扱うので突き指も多いですよね。
9位 サッカー 1.15%
9位はサッカーです。
バスケ同様コンタクトスポーツなので接触によるもの、またフェイントをかけたり切り返し動作での怪我が多いです。
長時間走ることから、疲労骨折も発生します。
10位 テニス 0.87%
10位はテニスです。
肘の外側が痛くなるテニス肘が有名ですね。
速いボールに反応しなければいけないので、足の捻挫も考えあられます。
また、テニスレッグというふくらはぎの損傷もあります。
11位 ソフトボール 0.84%
11位はソフトボールです。
ボールやバットによる打撲や挫傷が多いです。
12位 軟式野球 0.74%
12位は軟式野球です。
6位の硬式野球同様、腰椎分離症、投球障害や走塁でのクロスプレーによる下半身の怪我が多いです。
13位 スキー 0.63%
13位はスキーです。
靭帯損傷など膝の怪我が多いです。
14位 卓球 0.40%
14位は卓球です。
体幹の回旋を使うので、腰椎分離症など腰の怪我が多いです。
また、激しいラリーでは靭帯損傷など膝の怪我も多いです。
15位 剣道 0.38%
15位は剣道です。
打撲が多いです。防具のないところを打たれるとなります。
また、方向転換時の足関節や腰の捻挫、踏み込んだときのアキレス腱断裂もおこります。
16位 陸上競技 0.27%
16位は陸上競技です。
短距離走の肉離れ、長距離走の疲労骨折、跳躍のジャンパー膝、投擲の投球障害があります。
しかし、基本的にサッカーなどと違いコンタクトプレーもないので怪我は少ないです。
関連記事 中学の部活選びでおすすめは?陸上部がおすすめな理由
17位 水泳 0.13%
17位は水泳です。圧倒的に少ないですね。
水泳肩、ドルフィンキックによる腰痛、平泳ぎ膝などがあります。
こちらも陸上競技と同様、コンタクトプレーがないので怪我は少ないです。
番外編
冒頭に書いたように、このデータはスポーツ安全協会のデータです。
実はゲートボールが0.52%で本来14位にランクインしています。
まあ、体力の低下した高齢者がやるスポーツですから、ふとしたことで転倒したりとかそういうことでしょうね。
さすがにゲートボールは部活には関係ないので、ゲートボールはランキングから除外しました。
まとめ
もっとも怪我の多いスポーツはアメフト!ついでラグビー。
もっとも安全なスポーツは水泳!ついで陸上競技。
コンタクトスポーツ、相手と競うスポーツは怪我が多い。
水泳、陸上などコンタクトがなく、自分の記録を伸ばすタイプのスポーツは怪我が少ない!
【参考データ:スポーツ安全協会のデータ(スポーツ等活動中の障害調査18、2004)】
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