最近では低酸素ジムなるものが流行っています。
低酸素状態でトレーニングをすることで、普段よりもトレーニング効果を高めようというものです。
また、マラソンランナーでも高地トレーニングをすることでパフォーマンスが上がるという説があったりします。
しかし、そのようないわゆる高地トレーニングはかえってランニングのパフォーマンスを下げるかもしれません。
今回は、著書「人間はどこまで耐えられるのか」から高地トレーニングは意味ないんじゃないかというお話をしていきます。
ぜひ参考にしてみてください。
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このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持ち、300件以上の指導実績があるランニングインストラクターの2人で作成しています。
競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など
高地トレーニングは効果ない説
高地トレーニングが長距離ランナーにとって効果ないんじゃないか?という理論は次のようなものです。
高地トレーニングは、酸素が薄いところでトレーニングをすることで、酸素を効率的に運べるように赤血球が増やすことで身体が順応します。
赤血球は酸素と結合し、細胞に酸素を供給する役割があります。
つまり赤血球が増えれば効率よく多くの酸素を運べるようになるという理論です。
しかし、この赤血球が増えることが血液の粘性を高めるのでよくないというのです。
赤血球が増えることのデメリット
赤血球が増えることで多く酸素を結合させて、運ぶことができます。
しかし、赤血球が増えることのデメリットもあります。
それは血液の粘性が高くなることです。
血液の粘性が高いと血液を送り出して体内に循環させにくくなります。
これが、最近では高地トレーニングで赤血球が増えることの効果はあまりないと考えられる理由です。
いくら赤血球が多くても、血液を循環させられなければ酸素を届けることはできません。
ちなみにアフリカ系ランナーは赤血球が小さく血液の粘性が低いといわれています。
高地トレーニングにはこのようなデメリットもあるので過信は禁物かもしれません。
まとめ
今回のお話しをかんたんにまとめていきます。
高地トレーニングでは赤血球が増えるが、血液の粘性も高くなる。
血液の粘性が高いと体内で循環しにくくなり、結局酸素を届けられない。
近年では高地トレーニングで赤血球が増えることの効果はあまりないと考えられている。
今回の参考文献は、著書「人間はどこまで耐えられるのか」でした。
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