このブログを読んでいる方はランニングに興味がある人が多いはずなので大丈夫だと思いますが、日ごろから身体を動かしていますか?
私たちの身体の筋肉は使わないと細くなっていき、筋力や筋持久力が低下していきます。
このことを廃用性萎縮といいます。
読んで字のごとくですね。使ってないから筋肉が萎縮していくんです。
当たり前といえば当たり前です。
筋力が低下することで、脚やつま先が上がらないからつまづいて転倒→骨折→寝たきり、要介護ってパターンなんか最悪ですね。気を付けましょう。
目次
故障明けの練習に気をつけて!
要介護とかの話は一旦置いといて、ランニングの話に戻しましょう。
足を痛めていたら走ることを控えますよね?
ということは練習をがっつりやっていた頃より筋肉の活動は少ないわけです。
さっきも書きましたが筋肉は使わないと細くなります。筋力も筋持久力も低下しています。
さあ足の痛みも無くなってきたしそろそろ走るかってなったときは注意です。
筋力も筋持久力も衰えているのにいきなり今までと同じ練習をすると、運動の負荷に耐えれなくてまた足を痛めてしまいます。
足の痛みも無くなってようやく走れるのはうれしいですが、そこは焦らずにゆっくり復帰していきましょう。
足を痛めてる時にも最低限の筋トレはやっておこう
使わないと筋力や筋持久力が低下するなら使えばいいんです。
でも痛みが出るような無理な負荷をかけないようやりましょう。
水泳なんかは足の負担も少ないし、水圧に抵抗して全身を使う運動になるからおすすめです。
筋繊維の数が減少するわけではない
廃用性萎縮では筋肉が細くなると書きましたが、これは筋肉の数が減ったわけではありません。
この現象は筋肉の筋繊維が細くなるために発生するといわれています。
数は減らないのでもう一度筋肉を鍛えてあげれば元の太さに戻ります。
使わないと衰えるのは筋肉だけではない
筋肉を使わないと細くなるのは単純でわかりやすいですね。
しかし衰えるのは筋肉の機能だけではありません。関節も動く範囲がせまくなっていきます。
歳をとってくると肩が上がりにくいことありませんか?
それは普段から肩を大きく動かすことが少ないことも影響しています。
行き過ぎた安静は関節を動かさないので、関節の動く範囲が小さくなってしまいます。
関節の構成は簡単にいうと、骨と骨を関節包という結合組織が包むことでできています。
正常な状態であれば関節包が関節の動きに合わせて動いてくれます。
しかしこの関節包も日ごろから動かしていないと固まってしまいます。
こうなると関節の動く範囲が極端にせまくなります。
この状態を関節拘縮といいます。
関節拘縮は治りにくい
重度の関節拘縮になると元の状態のように動かすようにすることは大変です。
骨折してギプス固定したあとは大変といわれます。
関節拘縮は日ごろから動かして予防することが大切です。
日ごろからストレッチや体操などを心がけて予防しましょう。
まとめ
筋肉は使わないと筋力、筋持久力が低下する!
怪我で休んでるときも最低限のトレーニングを忘れずに!その方が復帰するとき楽!
関節も同じ!動かさないと固まるぞ!
ストレッチ、体操で予防しよう!