試験・受験の勉強法!記憶力をつけるには記憶の仕組みを理解しよう!

      2018/02/18

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記憶力をよくする方法をお探しのあなたに役に立つお話をします。

記憶力をつける方法の結論を最初にいっておきます。

*繰り返し記憶を呼び起こすことに慣れる
*単なる丸暗記ではなく理由を関連付けて手順・段階を覚える
*体を動かして感覚的に覚える(ラジオ体操の順番って意外と覚えてるよね?そういうこと)

では、少し掘り下げて記憶とは何かを簡単に説明します。

ぜひ参考にしてみてください。

そもそも記憶とは

記憶とは、過去の体験や思考を貯蔵し、必要に応じて意識に登らせることです。

記憶には3つの過程があります。

①記銘

記銘は新しく体験したことを貯蔵する過程です。

②保持

保持は記銘されたことがらを維持する過程です。

③想起

想起は保持されたことがらを呼び起こして意識に登らせることです。

保持時間による記憶の分類

感覚記憶

脳の感覚を受容する部分(感覚野)にとどまるものです。1秒以内に消失します。

注意を向ける程度に応じて、短期記憶、長期記憶へ変換されることもできます。

短期記憶

数秒間保持されるものです。この記憶は復唱しないかぎり自動的に消滅すると仮定されます。

中期記憶

1時間〜1ヶ月保持されるものです。短期記憶の中で残った記憶を、一時的に保管している記憶になります。

中期記憶の中から取捨選択され、繰り返し想起することで長期記憶として定着します。

長期記憶

数日から数年に渡って保持されるものです。

長期記憶はさらに、エピソード記憶意味記憶手順記憶があります。

エピソード記憶は、特定の日時や場所と関連した経験に関する記憶です。

意味記憶は単に単語や記号の意味に関する記憶です。

手順記憶は運動技能やルールを覚えるときの記憶です。

エピソード記憶と意味記憶は、合わせて陳述記憶とも呼ばれます。この陳述記憶が普段よく使われる意味での記憶に該当します。

ことがらの記憶と運動の記憶は別

運動技能の記憶勉強などことがらの記憶は必ずしも同じではありません。

ことがらの記憶

先ほどのおさらいになりますが、運動技能の記憶は、手順記憶勉強などことがらの記憶陳述記憶(エピソード記憶と意味記憶)に分類されます。

健忘症の患者さんはことがらに対する記憶(陳述記憶)は、ほとんど失われます

一方、運動や動作の記憶(手順記憶)保たれていることが多いのです。

運動技能の記憶

(運動)技能反復する思考学習による習熟度に応じて自動化されていきます。

自動化された運動は、想起の過程を必要とすることなくスムーズに運動が遂行されます。

記憶の仕組み

記憶の正体は神経回路のつながりという説が一般的です。

短期記憶は、一時的な神経回路が形成されます。

長期記憶では、神経細胞やシナプスの構造機能の変化とされています。

学習に伴う記憶が、神経細胞とその結合と構造・機能の変化で起こるという考え方は研究の進歩によって明らかになりつつあります。

記憶についてもう少し細かく説明

ゆっくり読めば理解できる内容です。ゆっくり読んでください。

まず興味のある感覚情報は、脳の海馬傍回-内嗅皮質を通って海馬に達します。

海馬体は、この情報を一時的に保持または貯蔵し、長期記憶とするものと消滅させるものに選別します。これは中期記憶となり、多くは数時間で消滅してしまいます。

一時記憶されているもののうち、反復してアクセスされた記憶は間脳をたどり、帯状回皮質を介して大脳の新皮質前頭葉などに移行されます。

この移行されたものは、記憶痕跡として固定化されます。

(海馬体内の経路は諸説あり)

記憶を障害する要因

記憶障害を起こす要因は次のようなものがあります。

脳血管疾患、脳腫瘍、脳外傷、脳炎、低酸素脳症、ビタミンB1欠乏、脳変性疾患(アルツハイマーなど)

ちなみにアルツハイマーはわずかながら遺伝性のものも存在しているとされています。

まとめ

記憶に繰り返しアクセスして、長期記憶にしよう。

丸暗記ではなく手順・段階を理解しよう。

体を動かして、運動動作に関連づけるやり方も有効。

アルツハイマーはわずかながら遺伝性もある。

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