ランニングフォームにおいて、腰が高い位置にあることは大切なポイントのひとつです。
腰高のフォームがいいことは知っているけど、なぜいいのか説明できますか?
その理由を知れば、おのずと腰高のランニングフォームが身につきます。
目次
腰高のランニングフォームがいい理由
重心の位置が高くなり、運動する上でとても有利だから。
これが腰高のランニングフォームがいいとされる理由です。
常にこのことを頭において走るようにしましょう。
ランニングフォームで重心が高いと何が有利なのか
重心が高いことは運動をする上で有利です。
重心が高いほど、不安定になるのはイメージできますよね。
わかりやすくいうと、10個の積み木を積むより、100個の積み木を高く積んだ方が不安定なことと同じ状態です。
不安定ということは、それだけ動きやすいということもできます。
動きやすいということは、運動つまり走ることにも有利というわけです。
人間の重心はだいたい骨盤の位置です。
腰を高くすることで、骨盤の位置が上がり、重心は高くなるのです。
重心が高くなった結果、動きやすい状態を作ることができるのです。
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腰高のフォーム自体は目的ではない!手段のひとつ!
腰高のフォームは走りやすくするための手段のひとつです。
腰高のフォームそれ自体が目的になってはいけません。
目的にすべきは、楽に走る、または速く走るということです。
初心者の市民ランナーの中には、なぜ腰高のランニングフォームがいいのかを理解せず、腰高のフォームにこだわる人が多いです。
腰高のフォームが大事なのは事実です。
ですが、ランナーにとって、腰高のフォームで走ること自体が目的でしょうか?
多くのランナーは、腰高のフォームというひとつの手段を使って、楽に、速く走ることを目的にしているはずです。
「なぜ」腰高のフォームがいいのかを知っているか知らないかで、将来的に記録に大きく差が出ることでしょう。
腰高にして走りやすくなることを知ってると、精神的に余裕ができる
腰高のランニングフォームがいい理由を知っておくと、精神的に余裕ができます。
皆さんもレースの終盤で疲労で腰が落ちたフォームになってしまった経験はあると思います。
このときに、
A 何もわからずただ腰高のフォームに修正しただけの場合
B 腰を高くしたら重心が高くなり、その結果運動に有利であると理解してフォームを修正した場合
どちらが楽になるでしょうか。
Aでも多少は楽になるでしょうが、Bのようにしっかり理由付けできている状態の方がさらに楽になります。
Bは楽になる理由を論理的に理解し、認識している状態だからです。
マラソンで大事なのは気持ちや精神面
僕は根性論は大嫌いですが、マラソンにおいて大事なのは気持ちという考え方は支持します。
だからどれだけ精神的な余裕を持つかは重要なことです。
精神的な余裕があれば、自分が思っている以上の力を発揮できます。
ただ腰高のフォームがいいというだけでなく、なぜいいのかという根拠の部分を理解しておけば精神的な余裕が出てきます。
まとめ
腰高のフォームがいいとされる理由は、重心が高くなって運動に有利だから。
なぜ腰高のフォームがいいのか、その理由の部分を理解しよう。
楽になる理由、根拠を知っていると精神的な余裕が生まれ、パフォーマンスが向上する。