今回は、著書「WHOLEがんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学」という本を読んだので、感想とかレビューを書いていこうと思います。
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このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持ち、300件以上の指導実績があるランニングインストラクターの2人で作成しています。
競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など
WHOLEがんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学の書評
最先端栄養学というサブタイトルに惹かれて買ってみましたが、栄養学というよりは、アメリカの医療や製薬、食品業界の闇を書き記した本という印象です。
割合的には7:3で業界の闇のほうが多く書かれている印象を受けます。
たしかにこれまでの栄養に対する考え方は変わったのですが、栄養学をメインで期待して買うと少しがっかりする本です。ただ、栄養をめぐる業界の闇を知りたい人は満足できる本です。
さっそく本の内容を簡単にいうと、
筆者曰く、人間の体の中で行われる栄養の代謝はとても複雑であり、現在主流であるビタミンCがどうだの、βカロテンがどうだのというサプリメントのような単一の栄養素に着目した考え方は非現実的だという。
その単一の栄養素に注目した考え方をこの本では、リダクショニズムといい、それに対応するホーリズム(全体主義)としている。
栄養素を考えるときは、サプリメントのように栄養素を単体で摂取するよりも、果物や野菜などを丸ごと摂取することで(他に含まれる栄養の相乗効果もあり)本来の栄養素の効果を発揮する。
しかも、単一の栄養素をサプリメントで摂取することは逆に体にも悪いという。
たとえば、βカロテン。
食べ物からのβカロテン摂取量は肺がんリスク低下と関連がある。
しかし、サプリメントのβカロテンは肺がんの増加とつながりがあるという。
このように、栄養素を単体で考えるリダクショニズムよりも、ホーリズム的な考え方のもと栄養を摂取することが大事であるという。
しかし、ホーリズム的な考え方は世間に受け入れられない。
その原因は、ホーリズム的な栄養学の研究結果や調査結果が世間に出ないから。
なぜ、出ないのかというと、学術誌などが掲載しないからである。
なぜ学術誌が掲載しないのかというと、リダクショニズムに侵された製薬業界や食品業界がスポンサーだからである。
なぜ製薬業界や食品業界は、ホーリズム的な栄養の研究を敵視しているかというと、そこには政治、医療、製薬、食品業界の巨大な闇があるからなのである。
果たしてその闇とは、、、
といった感じでした。
ちなみに、「チャイナスタディーに詳しいことは書いた」というような表現がやたら出てきます。
チャイナスタディーとは、筆者の前作の本で、中国のとある農村の食事と病気について記した本です。
なので、筆者の前作 「チャイナスタディー葬られた第二のマクガバン報告」を読むとさらに内容が理解できるのでおすすめです。
本の紹介
今回のレビューした本は、「WHOLEがんとあらゆる生活習慣病を予防する最先端栄養学」でした。
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