マラソンが嫌、長い距離は走れない、持久走がきらい。
今回の記事は、そんなあなたをお助けします。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
持久走が苦手な人の克服法!
持久走の克服法は、ペース配分に気をつけることです。
持久走や長距離が苦手な人のほとんどは、自分の体力に見合わない速いペースで走ってしまっていることが原因です。
つまり、オーバーペースなのです。
オーバーペースで序盤から突っ込んでしまうと、後半に体力が持たないのは当然です。
どのようなペースがいいのか?
では、どういうペース配分がいいのでしょうか。
答えは、均等なペース(イーブンペース)です。
わかりやすくいうと、5キロのレースで目標タイムを30分だとするなら、1キロあたり6分で走るのです。
こうすると、
1キロ通過6分
2キロ通過12分
3キロ通過18分
4キロ通過24分
5キロ通過30分
となります。
厳密には小数点以下の端数があるので、1キロあたり6分をちょっと切る必要があります。
本当に1キロ6分で走ると、5キロの時点では30分1秒とか30分2秒というフィニッシュタイムになります。今回は例としてわかりやすく書きました。
こういう均等なペースが、いいタイム(記録)につながります。
長距離走が苦手な人にありがちなペース配分
長距離走が苦手な人は、だいたい次のようなペース配分なのです。
最初だけ速く、中盤もじわじわペースが落ち、終盤でもスパートをかける余裕がない。
いかがでしょうか。思い当たりませんか?
長距離走は、短距離走のようにすぐには終わりません。
自分の体力を冷静に見極めながら、走る必要があるのです。
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どうしたらペース配分を間違えないようにするには
ペース感覚を鍛えるには練習するしかありせん。
ランニング用の時計を使って、自分がどれくらいのペースで走っているのかを確認しながら走りましょう。
距離がはっきりわかるようなランニングコースで、同じタイムで走れるように練習しましょう。
イーブンペースが楽かというと、そうではない
イーブンペースが、いいのは間違いありません。
しかし、勘違いしてほしくないのはイーブンペースでも体力的なきつさはあるということです。
長距離走は、やはり後半にかけて体力の余裕もなくなってきます。
長距離走が速い人は、そこの苦しいところで自分を奮い立たせてがんばっているのです。
イーブンペースを保つということは、後半の苦しいときにがんばる粘り強さが必要なのです。
ここの後半にがんばるためには、序盤でのオーバーペースを防ぎ、体力を温存しておく必要があるのです。
もし、序盤からオーバーペースで突っ込んでしまえば、後半に粘る、我慢することは非常に難しくなるでしょう。
タイムと順位は違う
競技的な面からの話です。興味がある人は読んでください。
今回お話したことは、純粋にタイムを競うときにだけ通用します。(記録会などが該当します)。
順位を競う大会の場合には、通用しません(インターハイ予選など上につながる大会が該当します)。
なぜ通用するときとしないときがあるのか考えてみましょう。
例えば、上位6人のみが全国大会に出場できるレースがあったとします。
この場合、優先度としては、タイムよりも順位なのです。
いくらタイムが速かろうが6位までに入らなければ全国大会には出られないし、逆に、いくらタイムが遅かろうが6位内に入っていれば全国大会にいけるのです。
こういう場合に大事なのは、序盤・中盤の揺さぶりやラストスパートのタイミングだったりします。
なので、勝負だと思ったら一旦自分のペース配分を無視しないと、大事な順位を逃してしまうことになりかねません。
イーブンペースにこだわりすぎて、肝心の順位を逃してしまったなんてことがないようにしましょう。
まとめ
持久走が苦手な人は、イーブンペース(均等なペース)で走ることを意識しよう。
序盤のペースを抑えることで、後半に余裕ができる。
ペースメイクは練習が必要。時計を使ってペース感覚を鍛えると効果的。