はげしい運動をしていると、筋肉が痛くなった経験はありませんか?
そういったときによく聞くのが「乳酸が溜まって痛い!」「乳酸やべー!」とかそういった言葉です。
最近はようやく浸透してきましたが、乳酸は疲労物質ではありません。
また、乳酸は痛みの原因でもありません。
今回は、著書「ENDURE・限界は何が決めるのか」から、運動中の筋肉の痛みと乳酸についてお話しします。
ぜひ参考にしてみてください。
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このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持ち、300件以上の指導実績があるランニングインストラクターの2人で作成しています。
競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など
乳酸は痛みと関係ない
強度が高い運動では乳酸が発生しますが、乳酸はエネルギー源です。
ひと昔前は乳酸は疲労物質だといわれていましたが、それは否定されます。
乳酸は筋肉内で複雑な役割を果たし、激しい運動の時の重要なエネルギー源として機能するのです。
筋肉に乳酸を注射すると?
乳酸が痛みの原因だとすると、もし筋肉に乳酸を注射すると痛みが再現されるはずです。
しかし、筋肉に乳酸を注射しても焼けるような痛みの感覚は再現されません。
筋肉の痛みの正体は
では、なにが運動中の筋肉の痛みの正体なのでしょうか。
痛みは神経によって脳で発生する信号です。
この信号は、乳酸イオン、水素イオン、ATPが存在するだけで誘発されます。
とくに運動によって発生する水素が筋肉を酸性にし、疲労を感じ、筋肉の収縮ができなくなります。
まとめ
今回のお話しをかんたんにまとめていきます。
乳酸は運動中の筋肉の痛みの原因ではない。
痛みの正体は、神経から脳へ伝えられて発せられる。
水素が発生し、筋肉を酸性にすると疲労感を感じ、筋収縮できなくなる。
今回の参考文献は、著書「ENDURE限界は何が決めるのか」でした。
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