走るのと筋トレとどちらもやらないとパフォーマンスは落ちる

ランニング練習方法

トレーニングの世界にはトレーニングの原理原則なるものがあります。

わかりやすいものは、過負荷の原理といって負荷を与えないとトレーニング効果がないですよというものです。

こういった原理原則がいくつかあるわけですが、今回は過負荷の原理と特異性の原理のお話です。

今回は、著書「運動療法学・障害別アプローチの理論と実際」から負荷を与えるべきか、特異性を優先すべきかについてお話ししていきます。

ぜひ参考にしてみてください。
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このブログは、陸上競技経験者であり、接骨院の先生の国家資格を持ち、300件以上の指導実績があるランニングインストラクターの2人で作成しています。

競技実績
東海選手権5000m競歩第2位
フルマラソン2時間36分台
5000m14分台 など

過負荷の原理とは

過負荷の原理は最初に書いたように、負荷を与えないとトレーニングの意味がないですよ。ということです。

ウエイトリフティングでいえば、重い重量でやったほうが、軽い重量でやるよりも効果がでやすいです。ということです。

特異性の原理とは

特異性の原理とは、トレーニングによって使った能力がトレーニング効果として出てきます。ということです。

スピード練習をすればスピードが高まり、有酸素系の練習をすれば持久力がつきます。という感じです。

過負荷と特異性のどちらを重視するか

過負荷の原理と特異性の原理を比較した研究があります。

垂直跳びを比較した研究では次のような結論になります。

垂直跳びの跳躍力を高めたければ、フリージャンプを繰り返す方が、ウエイトトレーニングをするより効果が大きいのです。

つまり、過負荷の原理(今回の場合ウエイトトレーニング)よりも、特異性の原理(今回の場合フリージャンプ)のほうが動作のパフォーマンスを上げるためには効果的だということです。

ただし、もっとも効果的なのは、ジャンプトレーニングとウエイトトレーニングを複合して行ったときです。

つまり、ランニングに例えると、下半身のウエイトトレーニングを行なって筋力をつけたときよりも、走動作のトレーニングのほうがパフォーマンスは上がるということになります。

ただし、研究でもあるようにウエイトトレーニングも取り入れた場合が最もパフォーマンスが上がるので、ランナーも筋トレをするといいでしょう。

まとめ

今回のお話しをかんたんにまとめていきます。

トレーニングの原理原則のなかには、過負荷の原理(負荷をかけるほうがいい)と特異性の原理(トレーニングした能力、使った能力が高まる)というものがあります。

垂直跳びの跳躍力を高めたければ、フリージャンプ(特異性の原理)を繰り返す方が、ウエイトトレーニング(過負荷の原理)をするより効果が大きくなります。

ただし、もっとも効果的なのは、ジャンプトレーニングとウエイトトレーニングを複合して行ったときです。ランナーも筋トレすると高いパフォーマンスが期待できます。

今回の参考文献は、著書「運動療法学・障害別アプローチの理論と実際」でした。
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